リノベーション、コロナ後のインターコンチネンタルバリ

ロケーション

5

4年ぶりに行ったジンバラン は、やはりコロナの影響でなのか以前あった店がなくなっていたり変化が見えました。ホテルの近くのジンバランコーナーからはロクシタン ショップが無くなっていて寂しかったです。バンブースパはありました。
歩いて5、10分の所にあるCOCOスーパーは健在で、チョコやコーヒーなどのお土産は問題なく買えると思います。cauチョコはありましたがpodチョコは置いてませんでした。
スタバのジンバラン店もほぼ目の前にあります。
コンビニも何店か歩いて行ける所にあります。

リノベーション前は従業員出入口だった辺りに、ガラス張りの素晴らしい建物が出来ました。中は絵画展示会や大規模なミーティングにも使われる様で、とてもモダンですが伝統的な印象も感じられる立派な作りでした。ホテルとも廊下で繋がっているので、気軽に見学出来ました。
このホテルは30周年を迎えたとの事で、新しいホテルとは違う完成された庭や、長年大切に手入れしないと成し得ない木々があり、『新しい』『キレイ』『最新の』という言葉ではなく、『伝統的な』『落ち着いた』『温かみのある』という言葉の似合うホテルだと思います。
ほんの数年前までは、季節によってはビーチにゴミが流れ着く事もあった様ですが、ホテルマン達の努力で素晴らしい美しさを保っています。
入り口のホテル名を刻んだ看板？も、バリ文字を目立つ様に配置した物に変わっていました。
何よりゲートから車寄せまでのアプローチが美しいアーチとなり、昼も夜も見応えある物になっていました。ロビーの波を模した彫像は、8メートル（って言ったかな？）のバリの女性像に変わっていました。女神様かな？と思ったのですが、そうは言ってなかったような…。
プール周りなども黒っぽい床から白っぽく変わり、裸足で歩ける様にもなりました。（以前は暑すぎて素足ではムリでした）
色んなリノベーションをしていたので、今までの良さが損なわれていないか心配でしたが、全く私には違和感なく、歓迎すべき変化でした。

サービス

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コロナ禍で世界的にホテル業界がダメージを受け、そのせいでスタッフの数がかなり減ったとの事。顔馴染みのスタッフが数人退職していたりと寂しさを感じたが、変わらぬ温かいもてなしでホッとしました。
ただ日本人客はほとんどおらず、その為2023年6月現在は日本人スタッフも不在な為、日本語でのサービスを期待してはいけないと思います。
たとえ言葉が通じにくかったとしても、こちらが伝えたい事を汲み取ろうと最大限に努力してくれると思います。
『おはよう』『ありがとう』などのほんのカタコトでインドネシア語で挨拶するだけでも、全然違う世界が広がると思います。

クラブカテゴリーの宿泊だと、クラブプールサイドでフレッシュジュースが飲めたり、串に刺したフルーツ（サテブア）などを持って来てくれたり、とても快適に過ごせます。
プールサイドには豊富で清潔なバスタオルが常に用意されていて、不快な思いは全くしませんでした。サンベッドが豊富にあり、居場所がなくなる事なく過ごせます。
ただクラブプール周りに何箇所かある屋根付きのバレ（東屋）は、今年は早い者勝ちになってました。以前から何度か有料になったり予約時間制になったりと変更が繰り返されてるので、もしかしたらまた変わるかもしれません。確認した方が良いかと思います。今年はバレのカーテンは外されていてありませんでした。

部屋に置いてあるTWGのカモミールティーが気に入って、少し多めに置いて欲しいと伝えたら、その日のうちにお皿にマシマシのティーバッグが届けられました。
ゲストが喜ぶ事を一生懸命にしてくださるホテルマン達には感謝しかありません。
部屋に置かれる水も、足りなければバトラーさんに伝えるとちゃんと用意してくれます。
欲しいもの、不便な事などあったら伝える事だと思います。

客室

4.5

リノベーション前はクラブデュプレックススイートと呼ばれていましたが、今バリ王さんのサイトではプレミアムガーデンビューラウンジアクセスとなっている部屋に泊まりました。

とても清潔で、毎日裸足で歩いていても平気です。コロナ禍以前より清掃に力を入れてくれてるような気がします。
リゾート内でマスクを着用している人に会いませんでしたが、部屋にはアルコールティッシュがありました。
リゾートが出来てから30年経つので、家具調度も趣があります。つまり、新しくはないのでリノベーションしてテラスの床が張り替えられたりしていても、全てが新しくなったわけではありません。
新品ピカピカホテルが好きな方は、別のホテルをご検討になればと思います。


室内用スリッパはしっかりしたものがあり、ハンガーの量も充分です。
暗証番号を自分で決めるタイプのセーフティボックスももちろんあります。
タオルの量も充分ですが、途中でミスなのかバスタオルが足りない日もありました。もちろんすぐに持って来てもらいました。

バルコニーにタオルを干せるハンガーラック？がありますが、高さがない（あまり高いと景観を損ねる）ので、水着をハンガーに掛けて干すと床に着くかもしれません。

ベッドサイドにUSBを挿せるので、携帯の充電などには困らないです。
電気蚊取り機もあります。デング熱などは怖いので虫除けは持っていますが、室内で蚊を見る事は一度も無かったです。

体重計もあるので、帰りの荷物の重さが気になる時にも安心です。
デュプレックスの二階でもバトラーさんがスーツケースを運んでくれます。階段下にちょっとしたクローゼット？があり、そこに色々収納すると部屋もスッキリ使えます。

食事

5

クラブカテゴリーに宿泊すると、クラブラウンジやルームサービスでの朝食、メインプール横のジンバラン ガーデンなどが選べますが、私はずっとタマンギタで食べました。なのでタマンギタの事しかよくわかりません。

タマンギタはロビーを海側に下った左側にある朝食専用のレストランです。（夜のイベントなどの時には使われます）
入り口でルームナンバーを聞かれます。そして、インサイド（室内）かアウトサイド（室外）が希望なのかを伝えます。
タバコを吸う人は必然的に外です。
外もテラス席とデッキ席などがあり、開放的な気分で美しい池を眺めながら朝食が食べられます。デッキ席ならそんなに暑い事はないと思います。
ブッフェスタイルなので、食事を取りに行くのには少し不便かも知れません。
私は空調が効いた方が好きなので、殆どインサイドを選びました。
インサイドにも『上』と『下』（窓に近い所は下、料理に近い所は上）があり、希望があれば伝えます。
ただ混んでいると入り口で待つ事もあるので、その時には他の会場に行ったらガラガラに空いてた…なんて事もありそうです。（団体さんと被ると大体偏って混みます）
待たせてごめんね、と、ジュースをサーブしてくれた日もありました。

クラブカテゴリー専用ではないので、日によってはとても賑やかです。
料理は日本食の巻き寿司（米は硬いけど）や味噌汁などもあり（白米はなかったのが残念）、他にもインドネシア料理、インド料理、中国料理、コンチネンタル料理と豊富。子供専用の低い台に置かれたかわいいマフィンやスマイルが描かれたパンケーキなどもあり、ビーガン用に作られたパンやデザートもありました。どんな人でも楽しめる配慮があります。通路は広くないし段差も少しあるので、車椅子などには残念ながら不適格かと思います。『下』のフロアで料理を持って来てもらうなら問題ないと思います。

麺のコーナーがとても気に入って、米麺（クゥェイティオ、フォー）ばかり頼みました。スープが辛いものと普通のチキンスープと選べます。具も入れて欲しいものを指せば入れてくれます。
中華の蒸篭などもあり、見てるだけで楽しいです。
卵料理やパンケーキなどの時間の掛かる物は、テーブルのナンバーを伝えると持って来てくれます。
ジュースはフレッシュジュースを頼めば、ミキサーしたジュースを頂けます。パインやマンゴー、バナナなど頼んでみると良いと思います。
カプチーノにラテアートもしてもらいました。
頼めば『ジャムウ』（インドネシアの薬膳栄養ドリンク的な飲み物）も『おちょこ』の様なグラスで持って来て貰えるので試してみるのもオススメです。さすがホテルなので、万人に美味しく飲みやすくなってます。

今回は一度も行かなかったジンバラン ガーデンも、雰囲気はどこよりもリゾートらしく、プールの隣りなので風が気持ち良く感じられます。
ピザの窯なども確かあったはず。

クラブラウンジでの朝食も以前は『弁当』もありました。今回もあったのかは不明ですが。ここも室内、室外選べますし、何より落ち着いた雰囲気では最高です。

バスルーム

4

アメニティはバイレードで、環境に配慮して使い切りボトルではなく、詰替のボトルになっています。バスタブはすぐに湯が溜まる、充分な水量です。しかし相変わらずバリの水道水は黄色味がかっていて、綺麗な水が当たり前の日本人客には不満かも知れません。
バスタブを跨ぐ時はかなり跨ぎ幅があるので、お年寄りやお子様、ハンディのある方は気をつけた方が良いと思います。
シャワーは別にあり、とても広く快適です。椅子もあります。床は滑りやすいので少し注意が必要です。
レインシャワーとハンディシャワーがあります。操作もリノベーションして簡単になっていました。湯量も充分で、温度も一定です。
バスローブはないものの、ナイトガウン？はありました。
メインのバスルームは二階ですが、一階にもトイレ、シャワー、洗面台がありとても便利です。もちろんそれぞれにタオルもアメニティもあります。

コンセントは洗面室にもありますが、ドレッサーの下でドライヤーを使うと鏡に背を向ける形になります。
鏡の前、ダブルシンクの壁の横にあるコンセントはシェーバー専用なのでドライヤーは使えません。セーフティボックス向かいの壁の下のコンセントに差してドライヤーを使いました。
まあ不便はないかな…という程度です。

トイレは新しく入れ替えられていましたが、シャワートイレではありませんでした。
しかし清潔に保たれたハンドシャワータイプのビデがあります。使い慣れるまでは大変かも知れませんが、特に問題はありませんでした。
バリの下水事情はまだあまり発達しているとは言えず、大体のお店などのトイレで便器にトイレットペーパーを流したら詰まってしまいます（備え付けの大きなゴミ箱に紙を捨てます）が、このホテルではさすがに流しても大丈夫でした。